【初心者向け】イングレス・ストーリー超入門【今更聞けない】

ストーリー初心者向けの、用語解説みたいなものを書いていこうかと思います(不定期更新)。関連資料なども(わかりやすいのがあれば)紹介していくつもりです。

コメントにて質問いただければ、そちらにもできるだけわかりやすくお答えしていこうと思いますので、お気軽に。

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コメント

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    アノマリーって?

    都市規模で発生する、XMの異常活性化現象のことです。発生する時期や場所などは、現在ではある程度事前に予測できるようになっており、この時発生する膨大なXMエネルギーには、通常では不可能なことを実現しうる力があります。未来を変える力があるとも言われ、アノマリーで多くのポータルを制した陣営の思想は、その後のストーリーにも影響を及ぼしていくことがわかっています(こう書くとちょっとオカルトっぽいですが、それなりに説明が付いています)。

    当初はただの不規則な自然現象と考えられていましたが、特定の場所で多くの人間による活発なXM活動が行われることで、人為的に引き起こされる場合もあるということがわかってきました。これが現在のNIAが主導する、アノマリー・イベントとなっています。

    アノマラス・ゾーンって?

    「アノマリー」とよく似た関連用語なので、こちらにも触れておきます。

    エージェントの活動によって引き起こすことのできるアノマリーとは異なり、特定の重要なポータルの周囲に不規則に発生する、XM活性地域のことです。そこでは通常の場所とは時間や空間の概念が異なることもあり、普通の人間には自由な出入りが難しい場所もあります。

    エンライテンドのリーダーとなったローランド・ジャービスは、こういったアノマラス・ゾーンの周辺にいくつかのコミュニティを持っており、熱心なエンライテンド信奉者たちを集めていると言われています。秘密のアジトみたいなものでしょうか。

    アノマラス・ゾーンで内は、特異なXM現象が起きる事も知られています。ナイアンティック計画メンバーで、考古学者/探検家のハンク・ジョンソンは、過去にこのアノマラス・ゾーン内で死亡しましたが、シミュラクラ(XM複製体・次に説明します)となって復活していたことがわかっています。

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    シミュラクラって?

    死亡した人体をXMがコピーすることで生まれる、XM複製体のことです。正確な条件はまだわかっていませんが、特殊なXM環境のもとで人間が死ぬと、XMはその遺体から外見と記憶とをコピーし、そっくりな人体を作ります。そしてその身体に、元の人間の「魂」が宿ることで、まるで本人が生き返ったかのように活動することができるのです。

    シミュラクラは、一見しただけでは通常の人間と全く見分けが付きません。しかしその身体はXMでできているため、いくつかの物理的な反応が人間とは違っていることがわかっています。具体的には、通常の銃弾で撃たれても死なない、刃物で切られても傷口がすぐに治る…など(ただしXM由来の攻撃にはダメージを受けるようです)。また生前の記憶がコピーされており、意識もちゃんとあるため、本人がシミュラクラになったことに気づいていないケースも多くあります。

    とても都合のいい身体のようですが、欠点もあります。シミュラクラはその身体を1331日間(およそ3年と8ヶ月)しか保持することができず、1331日が経過すると肉体は崩壊し、元の遺体から(残っている場合は)再び外見と記憶がコピーされます。これを「リカージョン(再帰)」と言います。この時、以前のシミュラクラが持っていた1331日間の記憶は失われてしまうため、本人の意識は死亡直後の状態に戻ってしまうのです。このサイクルは特殊なことが起こらない限り、永久に続くと言われています。


    先に「アノマラス・ゾーン」の項でもお話ししたハンク・ジョンソンは、知らない間にこのシミュラクラに作り変えられていたのでした。当時はまだ、リカージョンで失われた記憶を完全に取り戻す方法が解明されておらず、ハンクは記憶の一部を「プライム・アーティファクト」という特別なアイテム(次で説明します)を使って残しました。

    また、これまた正確な条件がはっきりしていないことですが、まれに何らかのきっかけで魂が元の遺体に戻り、人間として生き返ってしまうケースがあります。この場合も状態は死亡当時に戻されており、シミュラクラだったときの記憶は(保存しなければ)残らないようです。

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    編集済: 8月 2020
    プライム・アーティファクトって?

    「アーティファクト」とは古代遺物を意味する一般的な言葉で、博物館に展示されるような古代の遺品や、いわゆるオーパーツなどを指しています。イングレス・ストーリーでは、この中でも特にXMとの関連が深いものを「プライム・アーティファクト」と呼び、特別なアイテムとして扱っています。

    プライム・アーティファクトの外見や大きさ、材質は様々で、使い方も機能もそれぞれ異なります。共通しているのは、XMとの相互作用によって、何らかの超常的な力を発揮するという性質です。また先述の「シミュラクラ」が作られる時、元の遺体が保管される場所を「ネスト」と言いますが、このネストに入るための「鍵」として使われる事もあります。

    多くのプライム・アーティファクトは封印され、何らかの方法で隠されていますが、その不思議な力を目にした古代の人間たちによって、様々な手掛かりが残されています。

    そして最近になってわかったことですが、これらのプライム・アーティファクトには、すでに知られていた以上の「本来の能力」があり、正しい理解と条件で扱うことで、この世界を取り巻くXM環境そのものを作り変えることさえも、できるのだといいます。

    ちょっとまだ説明していない言葉や人物が出てきますが、プライム・アーティファクトについて新たにわかったことを、こちら↓で画像つきで紹介しています。


  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    編集済: 8月 2020
    シャードって?

    「破片」という意味を持つ、スキャナー上で見ることのできる物体です(いつでも見られるわけではありません)。プライム・アーティファクトシミュラクラなどの特殊なXM構造物が、バラバラに破壊された「破片」のことです。

    すべてのシャードが破壊後すぐにスキャナーから見えるとは限らず、ポータル・ネットワークが何らかの環境変化に反応して、必要に応じて出現させているとも考えられています。はるか古代に封印の目的で破壊されたプライム・アーティファクトが、現代に出現した例も確認されています。

    このシャードは、一定のレベル以上に調整されたポータル・リンクを通じて、別のポータルへと移動する性質があり、これを利用して特定のポータルへ移送することができます。シャードと前後してどこかに出現する、「ターゲット」または「ゴール」と呼ばれる特別なポータルにシャードが到達すると安定化し、それ以上リンクでの移動はしなくなります。

    一定数以上のシャードが1個のターゲット・ポータルに集まることで、シャードは元の構造物を復元することができます(全部揃わなくてもいいみたいです)。つまりシミュラクラであれば元のシミュラクラの姿で復活し、アーティファクトであれば活性化して利用することが可能になります。

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭

    いくつも質問をいただいているのですが、中にはストーリー上で説明されたことがなかったり、はっきりと解説するにはまだ手掛かりが足りていないものも多く、うまくお答えできないものも、実はけっこうあります。たとえば、こんな質問。

    ハックって?

    (ゲーム的には)ごく初歩的な用語にも関わらず、この仕組みについてストーリーで説明された記述は見つかっていません。スキャナーをポータルに近づけると「ハック」が可能になり、ハックすると、レゾネーターやXMPなど、エージェントの活動に必要な物資が供給されます。

    「ハック(Hack)」と言えば、一般的にはコンピュータのセキュリティを破るなどの意味が主流ですが、「(木などを)ぶった切る」「(仕事などを)うまくやる」といった様々な意味のある言葉です。

    グリフハックの意味は?

    スキャナーで「ハック」ボタンを長押しすることで、ポータルのレベルに応じた「グリフ」が表示され、それと同じグリフを画面上でなぞることで、通常よりも多くの物資が供給されます。これは初期のスキャナーにはなかった機能で、スキャナー開発者のオリバー・リントン=ウルフ博士が、2014年になって新しく追加したものだと考えられています。

    しかし、この「グリフをなぞる」操作で、どうして供給アイテムが増えるのか、本当にオリバー博士が追加したものなのかなどは、まだわかっていません。

    なんで説明がないの?

    以前にもお話したとおり、これらはすべてが説明されている「ストーリー」ではなく、私達が「調査してわかったこと」をまとめたに過ぎないものです。もともとが極秘の国家機密(をPACが盗んできたもの)ですから、このように部分的に情報が足りないものも多くあるのです。

    こういった、基本的なことなのに未だにわかっていないことは、まだまだ沢山残っています。これらは私達インベスティゲイターが、これからも調査を続け、明らかにしていかなければならないものなのです。

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    実績メダル/アノマリーメダルって?

    現在スキャナーに表示される実績メダル・アノマリーメダルは、初期のスキャナーにはありませんでした。実績メダルが実装されたのは2013年9月のことで、つまりナイアンティック計画から漏洩した後の「改造」ということになります。

    一番最初に実装されたメダルはビルダー(Builder)、コネクター(Connector)、エクスプローラー(Explorer)、ハッカー(Hacker)、マインドコントローラー(Mind Controller)、ピュリファイアー(Purifier)、シアー(Seer)の7種類でした。

    アノマリーメダルはそのさらに後、2014年のリカージョン・アノマリーが最初となりました。

    さらにずっと後になって、NIA内部の人間も新メダルの追加に関与していたという資料が発見されています。ここに登場する「オーウェン」という人物は、「イングレスはゲームである」という偽装工作の中心人物だったことから、NIAもこのメダルを「よりゲームらしく見せる」ための偽装に利用するようになったのだと考えられます。

  • MailEaterMailEater ✭✭✭✭✭
    スキャナー内アイテム(レゾネーター、XMP、パワーキューブなど)の、ストーリー背景は?

    この資料は、過去アノマリーなどのイベントで配布されていた「ロードアウト・カード」に書かれていたアイテムの説明をまとめたものです。現在ではメールのパスコードのみで配布されていますが、過去にはイベント会場でパスコード入りのカードが手渡しされていたのです。

    通常のポータルシールドについては、カードが配布されたことがないため、詳細がわかっていません。また「AXAシールド」「MUFGカプセル」は当時の協力企業の名を冠していましたが、現在は「イージス・シールド」「クアンタム・カプセル」に改称されています。

    「開発企業(Developer)」として記載されている各企業名「ストラテジック・エクスプロレーションズ」「ヴィスル・テクノロジー」「IQテック・リサーチ」「IQテック・イースト」「ヒューロン・トランスグローバル」「HAZDATA」は、すべてストーリーに登場するXM関連企業です(リンクは2013年当時の会社概要)。

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