Mission Day at Sea X-faction Memories 06 Day Six to Seven

CrystaTechCrystaTech ✭✭✭
12月 2019 編集されました SITREP

お散歩AGの @CrystaTech です。

2019 11/3~11/9開催の、海のミッションデイ『Mission Day at Sea』SITREP、『Mission Day at Sea - DAY5 コスメル - https://community.ingress.com/jp/discussion/7624/mission-day-at-sea-x-faction-memories-05-day-five-cozumel 』からの続きです。これが最終章になります。


Mission Day at Sea - DAY6-7 冒険の終わり -


『ウニは虹とか鳥とか、そう言うのを見つけるのが本当に上手い』

11階の朝食ビュッフェ。海を見ながらクマが言う。

そう言えば、ウニはよくTGに『右舷に虹!』とか写真をアップしている。

『何で旅先って、起きたばかりなのにガッツリ飯食えるんだろうね。最後の船の日だし、アレもコレも食べてやろう。』グレービーソースをたっぷりかけたスコーンにフォークを突き刺す。

『スポーツジムあるね。こんな所まで来てやるの?従業員が使うならわかるけど。』

『毎日欠かさずにやりたい人達もいるんだよ』とクマ。『朝、デッキをランニングしてる人達いるよ。』

『白ける。濡れた床で滑ってケツ打ったらいいわ。』

こめかみを叩く。昨日はあまり良く眠れなかった。興奮していたのだろう。少し船室で休む、と2人に伝えた。帰りに通ったプールサイドデッキで音楽をかけてエアロビクスダンス?をしている人達がいる。イベントのようだ。シュールな光景だったのでTGで2人に報告した。『寝てないで身体動かさなきゃw』と返事が帰って来た。余計なお世話じゃ。

一眠りして起きて、昼食へ。食って寝て呑んで、お日様浴びてのんびりして。船上の日はそれが楽しみだったりする。昼食ビュッフェに行ったら、たくさんケーキがあった。本当にたくさん何種類も。

やっぱり最終日だからケーキでお祝いするのかな。

他にも飾り切りの果物があちこちに置いてあったりする。

やっぱり今日は特別な日なんだな。

色とりどりのケーキにはちょっと惹かれたけど、甘すぎるの選んで脳天砕けたら泣けるので、残念だけどパス。外では賞品付きのゲーム大会が開かれているみたいで、ノリノリのEDMが流れている。若者向けの音楽に飢えていたのでそれだけでも嬉しくて何となくプールサイドに佇んでいた。


午後1時頃、MDASのチェックアウトに行った。昨晩撮っておいたスキャナのスクリーンショットを見せてAGネームの登録をするだけ。簡単。その後、シアターに集まって写真撮影があった。この写真は想い出になるだろう。

集合写真を撮った後、ウニとクマと、ポニー達を誘ってシャンパンを開けようって話になった。

実はこのシャンパン、ポニーが何かの懸賞で当てた賞品なのだ。ポニーは、ジュエリーショップなどが客をおびき寄せる為に配る無料配布品を、船内の広告やパンフレットでつぶさにチェックし、ジュエリーは買わずに無料配布品だけ全てコンプリートしてきたのだ。強い。船のちょっとした懸賞イベントやくじ引きにもまめに参加したのだろう。グランドケイマンでも無料の真珠だけ貰って光の速さでジュエリーショップを出て来たっけ。そんな彼女のしたたかさがシャンパンと言う戦利品として形になった。色々やってみるものだなぁと思った。そして、ポニーも一緒の男性もアルコールは飲まないので、良かったら、と我々に譲ってくれたのだった。2人に感謝の言葉を述べてシャンパンを開ける。

しかしグラスが無い事に気がついた。『これしか無いなぁ』...洗面所に置いてあるカップを持ってくるウニ。『一回も使ってないから...』 部屋にある色々なカップで間に合わせて、不恰好な乾杯をする。『うまいな。』


『ケーキを食べに行かない?何かすごかったよ。まだランチビュッフェは開いているはず。』

ポニーを誘って連れて行ったが、残念な事に全て食べ尽くされてしまっていた。


夕方、ウニとクマと船内にショッピングに行く。

成田空港に飛行機グッズが売っているように、船の中には船グッズが売っているのだ。

Royal CaribbeanやAdventure of The SeasのTシャツやストラップ、模型、マグカップなどが売られており、最終日だからかセールになっている。Tシャツ好きのクマはTシャツを物色していた。クマがグランドケイマンで散々探していたラッシュガードは、船内ショップにRoyal Caribbeanのロゴ入りのカッコ良いものがあった。まさに灯台下暗しである。私は自分用にと半額セールになっていたRoyal Caribbeanのロゴ入りTシャツとビーチタオルを買った。


ところで、メキシコのあちこちでバニラの液体(?)が売っていて何だろうな?と思っていたのだけど、少しアルコールの入った香り付け用のバニラジュース?(バニラエッセンスでは無い)らしい。牛乳などにスプーン1杯ぐらい入れると美味しいよ、と説明された。バニラもまた、メキシコが原産と言われている。メキシコ土産の派手な帽子がここにも売っていたけど、コスタマヤで似合うよ!と店のおじさんにおだてられた青い帽子、でかい!かさばる!とかつまらん事言ってないで買ってくれば良かったな。


店の外で歓声が上がったので見に行く。先ほど見かけたこの見事なケーキがカットされて無残な姿になっていた。

店に入る前に写真に収めておいて良かった...。最終日の感謝を込めたFarewell Cakeらしい。我々も切ってもらう。

ケーキの上のデコレーションをウニが気にしている。このトゲトゲしたチョコは海藻を表しているのかな...!?とか。

うーん、どうなんだろ。スタッフつかまえて聞いてみたら、ただの飾り!別に意味は無いよ!と言われた。


因みにケーキは脳天が破壊されそうな甘さだった。

その時既に18時半ぐらいだったと思う。これを食べたら確実に夕ご飯が入らなくなる。申し訳ないけど殆ど残してしまった。1つだけ貰って、3人でシェアすれば良かったねー、と話した。それでもちょっと多かったかな。まさか一切れがあんなビッグサイズとは思わなかった。


夕食のメインはラム料理を選んだ。私はラムが好きである。

ラム料理には甘いミントのソースをかけるのが定番なのでかけて貰った。

やばい!私のラムちゃんが緑色に輝いてエンライトメントしている!

それを聞いたレジスタンスのウォーリーが言う。

『それは違うな。その緑の汁はFrog's tearだ。つまりえんらいさん涙目って意味だ。』

...ナルホド。っておい。


ウォーリーには、娘さんにとアクアオーラ水晶(青い水晶)のペンダントをプレゼントした。

『クリスタから、クリスタへ。』

『ありがとう。帰ったら娘に渡すよ。』


ふと、照明が少し暗くなった。昨日と同じく、生バンドが出てくる。故郷を懐かしみ、旅の終わりを惜しむ歌を歌う。それに合わせてスマホのライトを点けて皆で振った。盛り上がっているけど、何か物哀しい。本当にもうおしまいなんだなぁ。ここでみんなで食べるご飯も、ウニクマルームに遊びに行って飲むのも、自分の船室でまどろむのも、ある晴れた日に賑わうプールサイドを通ってビュッフェに行くのも、スープ連中を冷やかしに行くのも、翌日の冒険に胸を躍らせながら布団に潜り込むのも、ウニとクマと助け合う日々も。


良い旅だった。本当にたくさんの冒険をした。


ウニとクマと飲み直す前に、部屋に戻って荷造りをする。必要最低限のものだけをリュックに入れて、残りはスーツケースに詰め込んでタグを付けて船室の外に出す。これで、明日荷物が下のホールまで届けられるはず。それから2つのチップ用封筒に名前を書き、それぞれに気持ちばかりだが現金を入れて鏡台の手前に置いた。部屋を整理して何も忘れ物が無いか確かめる。これで出発の準備は完璧だ。ウニとクマが飲んでいる5階のバーの奥に向かう。


『何げに好きなんだ、ここ。』ウニが言う。

『ビールが充実してて、ほぼ全部コンプリートしちゃった。』

3人で集まっている時以外でも飲んでいたのか。どこまで底無しなんだ。


Ingress婚のNeveStar夫妻が通りかかって、軽く話をする事になった。軽いフロリダ観光はどうかしら?空港にも送ってあげるわ、と言う優しいお言葉。もうベストタイミングで天使が降臨したとしか思えない。明日は9時頃には船を降ろされてしまうので、どうやって時間を潰そうか考えていたところだった。

クマとウニは明日、船を降りたその日にフロリダを立つ。私はイグアナホテルで一泊してから立つ予定だった。昼間までUberを使ってその辺で遊んで、2人を見送った後は1人寂しくホテルのチェックイン時間(16時)までどこかで時間を潰す予定だったが、何もプランは無かった。

本当に有り難い。思わず奥さんにハグをして、連絡先交換をした。


バーの人が『今日は特別に、シークレットのIPAを飲ませてやる。普通は出さないやつだ。どうだ?』と誘ってきた。勿論答えはYESである。

ホップと、サメのイラストがラベルが強烈なDogfish 90 Minute Imperial IPAだ。

1口飲んで、あ、これやばいやつ...と思った。美味しいけど強い。美味しいからってたくさん飲んだらトイレとお友達になってしまう。次々お代わりしているウニとクマはかなりご機嫌になっている。途中で、何かとお世話になっていて仲の良いドイツのAG、Suedschwedeが加わった。結構彼もベロンベロンだったのだろうか。椅子に座って向かい合って変な手遊びゲームを挑んで来た。最初はルールがよく分からなかったが、単純な事で、お互い両掌を合わせた状態で相手に少しずつ近づけて行く。指先がくっついた瞬間に相手の手をはたく。速かった方が勝ち、と言うゲームである。単純だが酔っ払いには楽しくて、何度も繰り返した。途中で間に割り込んだウニが攻撃を食らったりした。


結構飲んだので、皆眠くなってきていて25時頃には解散した。

Suedschwedeはまだそうでもなかったようだが。まだ飲むのだろうか...


船の中の街は明るかった。



翌朝。

船室の最終チェックを済ませる。

この部屋にはお世話になった。


船はフォートローダーデールに着いていた。

軽く朝食を済ませる。荷物のタグ番号毎に、細かく下船時間が指定されている。

階が離れているウニとクマとは下船時間が離れてしまい、私の方が外に出たのはだいぶ早かった。外は雨が降っていた。ウニとクマが下船してから、NeveStar夫妻に連絡を入れた。2人はフロリダ在住で、一旦ペットのトカゲに餌をやりに家に帰ったらしい。我々はUberを呼んで、一度私が宿泊する予定のホテルに向かった。私の巨大な荷物のみでもチェックインして貰えば、後々かなり楽になる。ホテルを待ち合わせ地点にした。雨が酷くなって少し肌寒くなってきていたが、スーツケースを開くのが面倒臭く、そのままホテルに預けてしまった。


連絡が来て待っていると、ホテルの前に真っ青な車が止まった。マジで真っ青。さすが青夫婦。

私が空腹で死にそうだと伝えると、昨日勧めたアイスクリームが美味しいJaxson'sはどうかしら?と勧められた。ちょっと寒いけど、折角アメリカに来たのだから、アメリカンな所に行ってみたい。

凄い内装だ。


外が結構寒いのに中も寒くて半袖の自分はブルブルしていた。

でっかいフライドポテト。

『ホットドッグ、ヤバいぐらいでかいからな』夫が言う。

それは値段からも伝わってくる。庶民の味、ホットドッグが何故$12もするのか。それはでかいからだ。

ハーフポンドと書いてある。大体227gである。227gのソーセージって相当でかいぞ...

マジでデカかった。注文したウニドン引き。

そしてベーコンとかチーズとか色々乗ってる。横から見た断面もヤバかった。ソーセージが太い。しかもこいつに取り掛かる前にポップコーンやらモッツァレラスティック、フライドポテトなどに手を付けていたから大変。


クマもホットドッグを頼んだけど、ウニが頼んだものよりはトッピングがヘビーではなく、完食。

因みに私はハンバーガーを頂いた。アメリカに来たら一度は食べたいハンバーガー。

船の中には見当たらなかったハンバーガー。見落としてしまったのだろうか。

ウニが食べ切れなかったホットドッグは、お持ち帰り用パックに入れてもらって、クマがおやつとして持って帰った。


まさかとは思ったのだけど、これはキャンディーである。

どうやって食べるのかなぁと。砕いて食べるのかな、それとも無くなるまで毎日舐め続けるのか。

アメリカのトンデモ土産として良いかもしれない。


アイスクリームは、1つだけ注文して3人でシェアした。種類もトッピングのオプションもたくさんありすぎて、訳がわからなかったから『一番名前が長いやつ』を選んだ。キャラメルココナッツなんとかかんとか。

あの料理の後には、このぐらいの量をシェアするのが丁度良かった。甘いけど、抜群に美味かった。


食事の後、最初にフロリダのフォートローダーデールの空港にクマを落とした。

『じゃあな、また会おう。』

空港近くでずっと車を停めている訳にもいかないから、慌ただしい別れだった。

ウニは東京だからいつでも会えるが、クマは福岡のAGだ。滅多に会えない。

クマは、歩き去りながら何度も車の方を振り向いた。何度も手を振った。


ウニはフォートローダーデールから電車でマイアミ空港まで行く予定だったが、電車が行ってしまったので、そのままNeveStar夫妻がマイアミ空港まで送ってくれる流れになった。全てが、ゆっくりと、確実に、現実に戻って行く。マイアミ空港に着くと、ウニは車から降り、トランクから荷物を取り出した。『じゃあ、またね。』ウニは笑顔でそう言った。また、慌ただしい別れ。次、3人で会えるのはいつの日になるだろう。私はスキャナを開いた。X8を連射する。どっちの方向に行くんだか知らんが、届く範囲全部ブッ壊しておくから、ユニーク取っていけ!


...その後、夫妻にマイアミの街並みを見せて貰い、遠くからだけどかの有名なマイアミビーチを訪れ、スーパーマーケットに寄らせてもらって家族へのお土産にとアメリカの駄菓子を買った。翌日のフライトは7時だった為、朝4時にホテルをチェックアウトする。空港行きのUberを乗っ取られたのには参った。Uberがホテルに来て、こっちが車を見つける間も無く何者かを乗せて空港の方に行ってしまったのだ。人の金を使ってタダ乗りした奴がいたらしい。よく確かめなかったドライバーも悪い。ウニもそんなのは聞いた事が無いと言っていた。Uberのヘルプに連絡を入れたらお金は返して貰えたので良かったけど、時間に余裕が無かったらと考えるとちょっと怖い。


- そして私はアメリカを立った。濃い10日間だった。




ウニとクマとは、暫くは会う事は無いと思っていた。

だけどチャンスは丁度1ヶ月後に突然に訪れた。クマが用事で福岡から上京したのだ。そして、丁度その週末に千葉ニュータウンでMDが開催された。生憎の雨模様のMDだったが、受付会場で我々は再会を果たした。ゲームでは敵同士だが、MDASでは色々と助け合った、ある意味『戦友』である。

ウニにも、クマにも、私にも、それぞれわからない事や不安な事があったと思う。

それぞれ知恵を出し合って、そうする事で不安を乗り越えて、楽しい時間を過ごせたのだと思う。


3人のスキャナを並べて、こんな記念写真を撮った。

このMDASのメダルを持っている日本人AGは、ウニ、クマ、私の3人だけである。


クロスファクションと言う次元を超えた、Ingressがきっかけで生まれた人間同士の助け合い。

面白おかしくて、新しい発見に満ちていて、いつも酔っ払ってて、ファンキーで最高にワクワクするカリブ海の冒険の日々を、きっと我々は忘れないだろう。




Mission Day at Sea X-faction memories -完-


写真:@CrystaTech @coverlet @uni8

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