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Mission Day at Sea X-faction Memories Fort Lauderdale

CrystaTechCrystaTech ✭✭✭
12月 2019 編集されました SITREP

お散歩AGの @CrystaTech です。

2019 11/3~11/9開催の、海のミッションデイ『Mission Day at Sea』に行って来ました。


6泊7日のクルーズ+前日のFSなども入り、大長編になるので分割投稿します。

11/3に米国フロリダ州からクルーズ船(Royal Caribbean Adventure of The Seas)で出発して、カリブ海の島々を巡ってミッションをこなし、その間のソジャーナは前代未聞『移動するポータル』で保持すると言う実験的なイベント。動くポータル?それIntelではどう見えるの?そこからリンクしたらどうなるの?動く三角形とか出来るの!?


...てかカリブ海だぜカリブ海!

地理弱いからよくわかんないけど、カリブ海!どこにあるかもわからないあのカリブ海!

海賊とかいるんだぜ!多分ピーターパンとかフック船長とかいるんだぜ!

冒険心が疼かないわけがない!


しかし申し込んではみたものの、日本人はほんの僅か。自分含めみんな海外慣れはしているもののクルーズなんてみんな初めて。

しかも妹のカゲツ(yasirokagetu: 青)は『外人怖い』と言って申し込んだ後(!)逃げ出すもんだから、裏切り者としてとっ捕まえてワニの餌にした。


残ったのは、ウニ@uni8 : 緑)、クマ@coverlet : 緑)クリスタ@CrystaTech : 青)の3人だった。

雲丹、熊、栗、って、猿蟹合戦か何かか!

ドキッ!自分以外はえんらいさん!のカリブ海クルーズである。

それでは是非、お付き合いください。


Mission Day at Sea - フォートローダーデール -


成田空港でクマさん(ここから敬称略)と初めまして。

クマと言うからには毛むくじゃらのモサモサが蜂蜜でも舐めながら現れるかと思いきや、別にモジャモジャでもモサモサでもなかったので、ほぉ~ん意外な事もあるんだなぁと思いつつご挨拶。まぁ向こうもクリスタと言うからには水晶みたいなキラキラピカピカトゲトゲした人が現れるかと思っていたかもしれない。


...と、機内のエンターテインメントシステムの不調により遅延のアナウンスが。

『クリスタさん何か憑いてるんじゃないの~?』とウニからTGが入る。アムステルダムのアノマリーに行く時の飛行機で7時間遅れ食らった話だな。ちげーよ!

だけどアトランタでの乗り換え結構タイトなんだよな~と焦りつつ。程なく故障が直ったと言うアナウンスが入って搭乗が始まる。


長時間のフライトはとにかくケツが痛い。いや、あちこち痛い。ケツが痛いから他の姿勢に変えると違うところが痛くなるからまた違う姿勢に変える。その繰り返し。

ネトフリでDLしたアニメやドラマを観ながら、眠れる時は寝ながらそれと戦う。機内食は超デリシャス!ってわけでもないが、変化のないフライトの中ではオアシスでしかない。

空の上で温かい食べ物や新鮮なサラダやフルーツを食べられる、それだけでも我々は未来に生きている。大袈裟?いやいや、本気でそう思うぞ。

13時間のフライトの後に待ち受けているのは入国審査とセキュリティチェックだ。

10秒で審査を抜けていく奴もいるのに何だ、私は指紋を全部取られた上に顔写真を2回撮られて、職業を聞かれて1万ドル以上携帯してないか聞かれた。私がそんな金持ってる筈がねぇ。成田空港で両替した100ドルだけだ畜生。背後でニヤニヤしていたクマは10秒で通過してきやがった畜生。その後のセキュリティチェックも酷かった。ガミガミ言われながらポケットの中身を全部出されて身体中触られた。畜生。セクハラだ。10秒で通過したクマはまたニヤニヤしてやがった。畜生。これが差別じゃなくて何だ畜生。そこは触らないでうっふんあっはん。フェミニストなんちゃらかんちゃら団体に告発してやる畜生。Damn it. Fuc* 何でそんなジッパー付きのポケットの多いカーゴパンツ履いてんのかって、そりゃ治安の悪い国でスリに遭わねぇためだろ。野●哲也のキャラじゃねぇぞDamn it. とにかく早く早く早く頼む、最初の遅れで既に押してるんだ、搭乗が始まるまで全然時間が無い。おいそこの奴、無駄話してんじゃねぇ●すぞ。って言うか何で私の荷物まで止められてんだ。中身説明しろだぁ?怪しいものは何も入ってねーよ!


1つ後の便のクマはいいけど、こっちは搭乗まで後5分。猛ダッシュだ。大きな空港のため、移動にはシャトルを使う。アトランタ空港のゲートに着いた頃にはブルジョワ連中の搭乗が始まっていた。クマは別のゲートなので別れる。クマが一緒に来てくれなければ精神的に折れるところだった。ありがとうクマ。


平民には数分の余裕があるので、売店に寄って水を買う。


クリスタ『この意識高そうなボトルの水は何か体にいいのかい?』

売店のおばちゃん『何かイオンとかが人間の体に合ってるんだってさ』

クリスタ『へぇ。いくら?』

おばちゃん『4ドル59セント』

クリスタ『アホか?』

おばちゃん『アホよねHAHAHAHA』

クリスタ『そうだねHAHAHAHA』

クリスタ『で、こちらの普通の水は?』

おばちゃん『2ドル99セント』

クリスタ『こっちも高いじゃねーかHAHAHAHA』

おばちゃん『HAHAHAHA』


空港内物価やべぇ!


そう思いつつ、結局何度も使えそうな仕様のボトルの意識の高そうな水を買って周囲のポータルをハックして搭乗する。

飛行機が動き出して、ディスプレイにセーフティーなんちゃらのアニメーションが流れる。昔はフライトアテンダントが出てきて救命胴衣を着て説明してたもんだぜ。最近は航空会社毎に国のカラーが出ていて、見ているだけでも面白いもんだ。今回はデルタだから微妙にアメコミ風だ。なかなか凝ってるじゃねぇか。アニメーターは結構なギャラを貰ったはず...お、離陸だな。




割と飛行機には載ってる筈だけど、こんなのは初めて。

滑走路に乗ってエンジンかかってギュいいいいいいいいいいいーーーー----ーーー



と来て、



ふにゅぅぅぅぅぅぅ..............



ってのは。


アナウンスが来て、何やら設定トラブルらしい事が伝えられた。設定トラブルと言われてもわからないので隣のアメリカ人らしい人に聞いた。

『僕もよくわからないよ。設定トラブルらしい。その、コックピットにある、天井やら、横やらのスイッチが、どこやらおかしいんだろ!』


"何か設定トラブルで飛ばなかった"

そうTGに打ち込んだ。

『クリスタさん、やっぱ何か憑いてるよね?』

少し遅い出発のウニからそんな返事が来た。


...もう否定できないレベルに来ているかもしれない。


結局我々は、設定トラブルとやらの解消を待つために、2時間近く機内待機になった。

そのうち、客がハラ減ったの仕事に遅れるのギャーギャー言い出した(当然だよな)ので、一度飛行機から追い出された。私はどうでも良かったのでアトランタ空港でIngressしてたところ、速攻問題解決したらしく搭乗が始まったので、危うく乗り遅れるところだった。


そしてフロリダ、フォートローダーデールに無事到着。

21時半ぐらいの到着予定が3時間遅れたのでもう0時を回っていた。取り敢えずはATMでキャッシュを引き出す。

外に出るとムワッとした湿気に襲われた。暑い。Uberを呼ぶ。実はUberを使ったのは初めてだった。おっかなびっくり、やっと運転手と合流する。世間話をしながらホテルに着くと、現金で運転手にチップを渡した。

『初めてだから全然システムが分からないんです。チップ、現金でも大丈夫ですか?』

運転手の女性は肩をすくめた。『いいわよ。ありがとう。今日は色々と新しい事を学んだじゃない?』

(Uberはクレジットカードと紐付けしてあるので、後から運転手の評価と同時にチップを振り込む事が出来る)


ホテルに着くと、重いスーツケースを転がして、受付に並んだ。窓口がガラス張りになっていて僅かなスリット越しにスタッフと現金や書類のやり取りをする。こっちではこれがデフォルトなのだろうか。そんなに治安が悪いのだろうか。少し不安になる。自分の名前が登録されている事を確認してまず安心し、必要書類にサインしてIDカードを貰い、部屋に入る。取り敢えず宿は確保だ。長いフライトだった。これで安心...ベッドに倒れ込む...


...場合ではない。1つ後の便で着いているはずのクマはどうしている?

どうもフォートローダーデール空港付近で彷徨っているようだ。その日のホテルが取れなかったらしく、空港で一晩過ごす予定だったらしい。

近くにマクドナルドやファミレスなどが無いか探したけれど、無さそうだった。

ベッドは2つあるし、私の部屋で休んでもかまわないよ、とクマに言ったけど、クマはメス熊じゃないので断られた。襲わないのに。

私は私で、深夜を回っているのに食料が機内でガメてきたクッキーしかないという状況だし、色々あって脳がフル回転状態で落ち着きたいけど落ち着けないのでそわそわしていた。


Ingressを開く。

案外この辺には何もないようだ。見えるポータルは3個ぐらい。1番近い1つだけハックしよう、と寝間着のまま部屋を出た。近くのガソリンスタンドに小さなコンビニみたいな店が併設されているので入った。

店に置いてあるのはスナック菓子みたいなものばかりで、食べ物らしい食べ物はなかった。缶のツナサラダとクラッカーのセットがあったので、それとビールを1本買ってレジに差し出した。そこもホテルと同じガラス張りでスリット越しに金をやり取りするシステムだった。物々しいな。何度やってもクレジットカードがエラーを出すので別のカードを使う。それでもエラーが出る。


『おかしいな、さっきこのカードを使ってATMで金を引き出したんだ。こっちは日本のカード。こいつでもダメか。』

『あんた此処の人じゃないのか』

『日本人です』

『フロリダに来てどれぐらいだ?』

『...2時間?』

『着いたばかりか!』

『そうなんですよ。暑くて蒸します。カードは駄目みたい。現金で払います。』


支払いの時、私は癖のようにIDを控えていたが、IDを出すよう聞かれなかった。

10年前は必ず聞かれていた。私も老いたな。そう思いながらIDをしまった。...泣いてなんかいないよ!


翌日。

アメニティのシャンプーを使わずそのままガメるために手洗い用石鹸で洗ったため、ゴワゴワになってしまった髪を梳かしながら、TGでクマとウニと連絡を取り合っていた。9時頃ここで合流し、荷物を置いてFSに行く流れになっていた。朝食付きなので、下に降りる。昨日は閉鎖されていたロビーが開いていた。トースト、ベーグル、コーンフレーク、オートミール...見事にタンパク源が無い。茹で卵の1つぐらい置いてくれても良いのに...ブツクサ言いながら、トーストにバターの味もマーガリンの味もしない多分マーガリンであろう何かを塗りたくり、中では唯一まともな食べ物に見えた林檎を1つ上着のポケットに放り込むとロビーを出た。


9時過ぎ、部屋のドアをノックする音が聞こえた。

ウニとクマを迎え入れる。結局クマは一晩中空港あたりを彷徨っていたらしい。

FS会場までは、徒歩で行ける距離だそうだ。ただ快晴なのですごく暑い。午前中なのに日差しがとても強いのだ。途中に流れている川の写真を撮って、橋の上から覗き込む。ヤガラが2匹泳いで行くのが見えた。はて、ヤガラは海水魚だったと思うけど...この川は海水なのかな?


『何か呼ばれてるみたい』

ウニが下を指差すと、犬を連れた黒人の男性が何やらこっちを見て声を上げている。少し距離があるので何を言っているのかよく分からないが、別に急いでいるわけでもないので私達は下に行ってみる事にした。近づくと、男性は静かに川べりを指差した。そこには体長1mぐらいだろうか、カーキ色の大きなトカゲのような生物がいた。

『イグアナですか?』 『イエス』 男性が頷く。 『スゲェ!!』 思いも寄らない遭遇に、私達はスマホを手に腕を伸ばしてシャッターを押しまくった。少しずつ近づいて行くと、気配を察したイグアナは素早く茂みに逃げ込んでしまった。次に男性は木の上を指差した。『あっちにもいるよ』 ...木の枝にオレンジ色の大きなイグアナが堂々と日向ぼっこをしていた。

皆と感嘆の声を上げてシャッターを押しながら、私はその小さな草っ原になっているスペースの他の木の上にもイグアナがいる事に気がついた。イグアナだらけだ。男性に野生のイグアナなのか聞いたところ、野生と言う事だった。

泊まっていたホテルから僅か5分のところにこんなイグアナ天国があるとは想像もつかなかった。都会だけど確かに少し郊外で、周りに何も無いようなところではあるが、これには驚きだ。

朝から良いものを見た。

道中もやたらトカゲを見る。イグアナの子供なのか他の種類のトカゲなのか分からないが、とにかくトカゲがたくさんいる。尻尾を立てたトカゲが歩道で静止していて、近づいて行くとカサカサと茂みに逃げて行くのだ。トカゲが住みやすい環境なのだろうか?

そうしているうちに、FS会場に着いた。それらしき人達がまばらに集まっている。

ウニに倣って、作ったばかりの不審者カードを挨拶しながら配りまくる。日本やヨーロッパほどは律儀に作っている人は多くない印象だ。中にはMission Day at SeaのTシャツを着ている人がいた。FSと両方参加する勢も多少いるのだろう。FSのミッションは簡単で、ミッションと必要条件の5000APをサクッとこなしてしまった私達は『さて呑むべぇ』と近くのスポーツバーに入った。メニューを見て唸る。フロリダは結構物価が高い。こう言う所では一番安いハンバーガーでも$14か。うーむ。私はサラダを頼んだ。別にぶりっ子をしているわけではない。アメリカの$14のサラダだったら超盛り盛りのドデカ盛り、チーズとか具材が山ほど乗った栄養不足も野菜不足も解消できてお腹いっぱいになる物体が出てくるはず...なんだが、


案外上品なサイズですね、あなた。


因みにこの日(11/2)はちょうどメキシコの祝日『Dia de Muertos(死者の日)』だったので町中がゾンビメイクの人で溢れていた。FSのミッションメダルもそれに因んだものである。

食事をして、我々は暇を持て余していた。まだ午後3時にもなっていない。


突然、何か店の近くで珍しいポケモンが出たんだか何だかで、2人が誘われて『すぐに戻ってくる』と言い残して私は1人になった。因みに私は位置ゲーはIngress一本の人間であるのでポケモンの事は何も知らない。さっきのFSのミッション中もポケモンの交換だかバトルだか何だかが始まって、途中で待っているのがダルくなったので、皆から離れ過ぎない範囲でその辺のポータルを焼いてユニーク取ってたっけ。ただ、周りがENL:RES=10:1みたいな状況だったもんで、焼く隙から取られて何度も焼き直したんだっけな。あー、ポケモンかー。いや最近ちょっとポケモン絡みでちょっとー...はぁ、仕方ないなー。みんなまだかなぁ...まだかなぁ...まだ帰ってこないのかなぁ...トイレ行きたいんやけど...みんなの荷物どうしよ...いやマジ遅いな...ビール頼もっかな。でもそしたらもっとトイレ行きたくなるよな...あら~さっきの人、こんにちは、何それ、Swag?まぁっ!頂けるのかしらっ?いいの?え?違う?AP1位のタグ?ほほーぉ!すごいですねおめでとゴザマス...うぅ...見せびらかしに来ただけかい...うー、恥ずかしいリアクションしちゃった...あ、帰ってきた。


40分ほど(体感)ぼっちで待ちぼうけを食らった私はマジで鬼の形相をしていたらしい、とクマ談。


晴れて3人集まったので、MDASのミッション1と2(フォートローダーデールの港付近)を今のうちに済ませておかないか?と言う話になった。明日の出航までに多少は時間があるけど、終わらせておけば何となく気が楽になるだろう、と。


実は、その選択は大正解で、そうしなければ泣きを見ていただろう。

MDASの罠は最初に用意されていたのである。


MDASのミッションは超ユルユルに出来ている。寄港地近くのポータル密集地をくるくる回って10分ぐらいで終わるような簡単なものだ。

要するに、ミッションメダルを貰える条件をクリアしちゃったらもう後はツアーとか入れてガンガン観光しちゃってちょうだい!!って事である。地元の経済にフレンドリーであるし、遥々カリブ海の島々まで行って何時間もスキャナに釘付けで難ミッションを攻略するのも悲しいものがある。ただ、僻地にはポータルが充分になかった事から、総ミッション数が8個と言う中途半端な数字になってしまった。なのでミッションメダルを綺麗に揃えたいAGのために各寄港地に4連のサブミッションが用意された。


Uberを呼んで、港近くで記念すべきMDASのファーストミッション、Ft Lauderdale 1をこなす。


さて、フォートローダーデールのサブミッション4連なのだが『WELCOME FT LAUDAERDALE』と言う楽しげな名前だった。Uberを呼んで、大体この辺の位置じゃね?と言う所まで連れて行ってもらう。しかし結構大きくズレていた。

去って行く車に向かって 『戻って来て~!戻ってーーーー!』 と叫んでも後の祭り。町の裏側の車の入れない田舎道に降ろされ、えっちらおっちら、最初のポータル目指して歩いて行く事に。

しかしこんな事でくじけないのがAGというものである。ここは外国。景色も動物も植物も、全てが日本とは大きく違う。日本で観葉植物として売られている植物がその辺に生えていて、しかも巨大に成長している。 『これ、バナナの木じゃね?』 ムワッとする暑さの中、3人で立ち止まって写真を撮る。亜熱帯気候に近いのだ。


草むらの中を大きなイグアナがガサガサと音を立てて逃げて行く。 『こっちの方かな?』 と歩いて行くと川にブチ当たった。逃げ場を失ったイグアナがドボン、ドボンと川に飛び込む音が聞こえる。


『えー、行き止まり?』クマがぼやく。

『ウニさん、飛び込みます?』

『いや、そこはクリスタさんでしょ』

『嫌だよ』


大きく回り道をして暫く歩くと、墓地に出た。

『え、ここ?』

どうもミッションのスタートポイントが墓地の中らしい。フォートローダーデールへようこそ!って『墓へようこそ』かよ!嬉しくないよ!

野生のリス達がお出迎えしてくれたのは嬉しかったけど。

『...こっちって、土葬ですよね?』 とクマ。

『って事は、この足の下に?』 とウニ

『わわ、中入るのやめましょうやめましょう!!』


最初のミッションを済ませ、次のミッションをスタートさせた時、ウニが 『...嫌な予感がする』 と言った。

私はよく意味が分からなかった。

ウニ『これ、多分何度も同じところ回らされるパターンだ...』


ウニの予想は当たっていて、残りの3ミッションは全て同じところを回らされる、いわゆる『クソミッション』だった。日本人的感覚だと大変に罰当たりなミッションである。

墓場をぐるぐる歩いていると、他のAGのグループと何度かすれ違った。皆疲れ切った様子である。 『どう?楽しんでる?これ最高だね』 皮肉たっぷりに挨拶する。 『あー、もう、最高よ』 と怠そうな声が帰ってくる。

それなりに距離もあって、終わる頃には夕陽で木々が赤く染まっていた。墓地は18時で閉まるらしく、門番のお姉さんがすごい剣幕で 『出て来なさい!閉めるから!』 と怒っている。やばい、ギリギリだった。私達は走って門を出た。ミッションをしていて気づかなかったけど、そこ以外の門は既に閉鎖されていたようだ。

本当に今日やっておいてよかった。明日、ホテルをチェックアウトしてから、この悪夢のような『墓ミッション』をスーツケースをガラガラ引きながらやっていたと思うと...

と言うか、時限ミッションをサブミッションとして指定するのはどうかしている。

呆れ返りながらも、Uberを呼んでフォートローダーデールでの最後のミッション、Ft Lauderdale 2をプレイしに行く。

もうすっかり日は落ち、腹が減りまくっていた。何せ、昼飯は草(お上品なサラダ)だけだったからな。その辺のトカゲが貴重なタンパク源に見えてくるぐらいだ。

Uberに落とされた真下にポータルが有った。『これ?』

...すると、ミッションマップを見ながらウニが難しい顔をしている。

『ごめん、間違った。これ、ミッションの終点近くだ』

『うそん...』

長くなるので省略したが、実は墓ミッションでとあるお騒がせAGによるちょっとした事件があって、精神的にも疲労困憊だった我々には痛恨のミスであった。

結構な回り道をしたと思う。思う、と言うのはいまいち記憶が無いのだ。クマもこの辺の記憶が飛んでいるとの事だ。もう少しだ、頑張ろう。それしか頭に無かったと思う。

港では船の展示ショーをやっていた。そんなものには目もくれず、Ft Lauderdale 2をこなした。


『とにかく、大変だったけど、今日やっといてよかったね。』

ウニがそう言った。

『明日だったら絶対キレてるだろ』...とクマ。

『キレてるね』


夕食は、スーパーで買い出しをしてホテルで部屋飲みに決まった。

通り道に『タイ寿司』なる寿司屋があって、クマが気にしていたけど、出航前日にナマモノは嫌だ。しかもそんな怪しいのは。何なんだよタイ寿司って!


スーパーの中は自分がかつて知るアメリカだった。懐かしいなぁ、と否が応でもテンションが上がる。

『外国のスーパーで買い物して惣菜買うの、楽しいんだよね』 そうウニが言って、我々は惣菜コーナーを覗き込んだ。腹が限界まで減ると人間逆に優柔不断になってしまう。迷い迷った末、ローストした手羽元が20本は入ったパックと、3つで$10のセール中のサラダ、ポテトチップスなどを買う。

『食べ物はこのぐらいで良いか』

『後はアレだな』

『AGに無くてはならない飲料』

ビール売り場でも散々迷う。この後のハイパーご褒美タイムを考えたら、バドワイザーで妥協する訳には決していかないのだ。ローカルの旨いビールが呑みたい!そんな時奇跡的に目に留まったのがIPAお試し12缶パック『IPAサバイバルキット』

もうこれしかない。これだ!

ところでキリンビールが置いてあったのには少し驚いた。日本のより若干でかいサイズで750ml弱。輸入物か、こっちに工場があるのかは謎。


疲労困憊&空腹。FSの後に墓ミッション、MDASのミッション2つをこなしたので無理もない。朝から歩き通しで足の裏がジンジンと痛かった。何せ墓ミッションのダメージがでかかった。精神的にも肉体的にも。スーパーの前でビールの箱を抱えて座り込んでUberを待っていると、スーパーに入ってくる子供連れのお母様方やマダムが妙な視線を投げかける。...そんなに不審にしているつもりはないけど、不審に見えたのだろうか。何せ不審者だからな。


ホテルに着いたウニとクマがチェックインを済ませる。ラッキーな事に部屋のアップグレードをして貰えたらしく、2人の部屋で飲む事になった。電子レンジや冷蔵庫がある少しゴージャスな部屋だった。

『ヨーロッパの貴族ごっこしよう!ベッドに寝ながら食おうぜ!』

壁際に設置されていたデスクを2つのベッドの間に設置して、買って来たものを広げて、早速乾杯。ローカルビールの味比べをする。


『俺はこれがベストだな。』

『私はこれが好き。』

『この$3のサラダ、正直昼間の$14のサラダより全然うまい』

『おいやめろ』

こんな疲れた状態でビール4本も飲んだらひっくり返っちゃうよ、と思ったけどトークが楽しくてスイスイ入って行く。ウニやクマが身につけているえんらいさんのグッズ以外では、2人がえんらいさんである事を意識しなかったし、そんな事は馬鹿馬鹿しいほどにどうでも良かった。今日だって1日中、助け合ってミッションをこなして、今もこうやって一緒に肩組んで自撮り記念写真撮ったり、ゲラゲラ笑いながら他愛の無い話をしている。明日からクルーズの旅に出る。クルーズなんて誰もが未経験だから、これからきっと、3人でもっと助け合うのだろう。


写真:@CrystaTech @coverlet @uni8

次:Mission Day at Sea - DAY1 出港 -

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