【巨大グリフの謎】クロスプレインズで何があったのか?
11月10日、ナイアンティックのブライアン・ローズ氏がTwitter上で、とあるマップ座標を開示した。
ググってみると、この座標はアメリカ・テキサス州クロスプレインズに位置する「ロバート・E・ハワード記念館」の敷地を指していることがわかる。
この場所を航空写真に切り替えて拡大していくと、敷地内に白い線で描かれた巨大なグリフが発見される。これは偶然なのか?それとも何か意味があるのだろうか?
この巨大グリフについて解説してみよう。
この場所にグリフが出現したのは、2013年6月のことである。現在この場所にグリフは存在していない(と思う)。おそらくこれは、イングレス史上初めてエージェントたちが目撃したシェイパーズ・グリフの姿である。
20世紀前半に人気を博したファンタジー作家ロバート・E・ハワードは、シェイパーに関する重要な秘密を握っており、クトゥルフ神話で知られる作家ハワード・P・ラヴクラフトとの間でその秘密を共有していた…と考えられている。
1218世界で現在は国家情報局(NIA)のリーダーとなっているハンク・ジョンソンは、この情報の真偽を探るため、かつてはハワードの生家であったこの記念館を訪れた。このとき彼は、敷地内に突如出現した巨大なグリフを目撃する。
同時にハンクはここでハワードとラヴクラフトとが実際にグリフに関してやり取りしていた書簡を発見。ハワードが何かを見たと考えられる幻の鉱山「サン・サバ」の探索へと向かい、地下洞窟に残されたシェイパーズ・グリフの撮影に成功した。
イングレス・ストーリー最初の事件「啓示の夜」に次いで、重要な出来事が発生した場所なのである。その後、この謎の文字についての解読・研究が進み、2014年2月にはこの文字が持つ力を利用した「グリフハック」がスキャナーに実装される事となる。
一方オシリス世界でも、もうひとりのハンク・ジョンソンが取材のためこの地を訪れ、シミュラクラである自身のリカージョンにこの地を選んでいる。
先日ポータルから出現した最新のメディア映像によれば、冒険家ハンク・ジョンソンとはもともとはナイアンティック社CEOジョン・ハンケ氏の分身であることが示唆されている。ここクロスプレインズは、ハンケ氏が幼少期から青年期を過ごした場所でもあるのだ。
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2013年当時の詳しい経緯については、9年前のストーリーを追った「Lycaeum Wrap-UPタイムマシン」2013年6月の記事にて記載しています。